ファンドラップの投資先の内訳と利回り

ファンドラップの利回り ファンドラップ

ファンドラップは、信託報酬などのランニングコストが高いため、おすすめ出来ない商品であると説明しました。ファンドラップとは、値動きの違う複数の投資信託をパッケージにして運用する商品になります。

ファンドラップは、値動きの違う複数のファンドを入れているので安定した値動きをするという触れ込みになっています。では本当にファンドラップの運用実績は安定しているのでしょうか?

今回は、ファンドラップの投資先の内訳・利回りについて説明します。

運用コースの運用実績

SMBCファンドラップには、リスクによって、より安定コースから積極コースまで 6 種類の運用コースが用意されています。

SMBC ファンドラップの設定来からの実績は公表されていませんが。

私の友人が三井住友銀行に勤めているので聞いた情報によると、一番積極的なコースで約 35%上昇しているという資料があるそうです。

しかし SMBC ファンドラップでは、ここからランニングコストがかかります。先ほどのファンドごとの運用実績には 信託報酬は入っています。しかし、ファンドラップ全体にかかる費用があります。

この費用には、固定費用型と成功報酬併用型があります。固定報酬型は、年率1.54%、成功報酬併用型は、基本は 1.21%で利益部分について11%の費用が掛かります。

ファンドラップ運用実績

参考:https://www.smbc.co.jp/kojin/fundwrap/index02.html

SMBC ファンドラップは 2007 年に開始されているので、12年の運用実績があります 仮に 12年間固定報酬型で運用したとすると手数料は18.48%かかります。

先ほどの 35%から18%を引くと17%しか上昇していないことになります。

一番運用実績の良い、積極型でこの程度の実績なのです。

もし、一番実績の悪いやや安定型で運用した場合、やや安定型は、12年間で約24%の上昇なので固定報酬の分を差し引くと、約6%しか上昇していないのです。12年間で6%なので年間にするとわずか0.5%の上昇ということになります。

ファンドラップの投資先の内訳

SMBCファンドラップでは、MRFを含め15本の投資信託で運用をされています。株式、債券、REIT、コモディティ、ヘッジファンドで運用されています。具体的には、以下の投資信託で運用されています。

  • SMBCファンドラップ・日本バリュー株
  • SMBCファンドラップ・日本グロース株
  • SMBCファンドラップ・日本中小型株
  • SMBCファンドラップ・米国株
  • SMBCファンドラップ・欧州株
  • SMBCファンドラップ・新興国株
  • SMBCファンドラップ・日本債
  • SMBCファンドラップ・米国債
  • SMBCファンドラップ・欧州債
  • SMBCファンドラップ・新興国債
  • SMBCファンドラップ・J-REIT
  • SMBCファンドラップ・G-REIT
  • SMBCファンドラップ・コモディティ
  • SMBCファンドラップ・ヘッジファンド

SMBCファンドラップの投資信託の信託報酬は1%を越えるか1%近くかかるものがほとんどです。

多くの値動きが違う投資信託に分散投資していることはメリットになります。しかし各ファンドの信託報酬が高いのです。信託報酬は、目に見えにくい手数料です。

しかし、信託報酬は、長く保有すればするほど負担が大きくなってきます。もし信託報酬1%の投資信託を10年間保有すれば累計で10%になります。

しかし、信託報酬0.5%の投資信託で10年間運用すれば累計の手数料は5%で済むのです。

信託報酬の差は投資信託を長期間持つほど大きくなっていきます。

またSMBCファンドラップの投資信託の中身が分かりにくいこともデメリットになります。日経平均やS&Pなどの指標に連動したインデックスファンドであれば値動きは分かりやすいです。

しかし、SMBCファンドラップの投資信託の多くはアクティブ運用になります。アクティブ運用は、ファンドラップマネージャーの腕が良ければ大きくパフォーマンスが上がる可能性はありますが、長期間、日経平均などのベンチマークを上回る運用することは難しいです。

長期分散投資をするのであればインデックスファンドの方が安心して保有することが出来ます。

ファンドラップを購入するより信託報酬が低い投資信託を

ファンドラップを購入するくらいなら自分でインデックスファンドを購入して分散運用をしたほうがはるかに良いと思います。

例えば、三菱 UFJ 投信が発売しているイーマクシスシリーズには、新興国株式や新興国債券などを含め様々な種類のファンドがあります。イーマクシスの特徴は信託報酬が安いことです。

例えば日経平均に連動するファンドの場合、信託報酬は 0.44%です。他のファンドも信託報酬が非常に低くなっているのが特徴です。

emaxis

参考:https://emaxis.jp/

emaxisの費用

参考:https://emaxis.jp/pdf/geppou/250874/250874_201909.pdf

もし、分散運用を実践したいのであれば、イーマクシスシリーズなど信託報酬が低い投資信託で運用することをおすすめします。

まとめ

今回は、ファンドラップの運用実績について説明しました。ファンドラップの運用実績は、ホームページなどでしっかり公表していません。

しかし、現役の銀行員の友人に聞いた情報なので数字に関しては確かなものです。ファンドラップは、ランニングコストの高さから決しておすすめ出来る商品ではありません。

もし、分散運用に興味があるのであれば、イーマクシスシリーズのような信託報酬が低い投資信託でポートフォリオを組むようにしましょう。

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