私が銀行員を辞めた理由

銀行員

私は、都市銀行に13年勤めていました。銀行員時代は、投資信託や保険商品などを販売するコンサルティング営業を主に行っておりました。

銀行員時代は自分でいうのも何ですか、出来た営業マンだと思います。在籍した支店では、全て業績優秀な支店に与えられる表彰を取りましたし、個人でも銀行の最優秀賞を取ったこともあります。

しかし、私は、銀行を辞めました。今回は、私が銀行を辞めた理由について説明します。

これから銀行に入ろうと思っている方や転職を考えている銀行マンの参考になればと思います。

私の経歴

私は、2006年に早稲田大学を卒業し、メガバンクに就職しました。銀行に入ろうと思った理由は、単純に給料が良いことと、商学部だったので銀行をはじめとする金融機関に就職する人が多かったからです。

幸い景気も回復傾向にあったので多くの金融機関から内定をもらうことが出来ました。

メガバンクを選んだ理由は、やりたいと思っていた個人営業ができることからです。

銀行に就職して最初に配属された支店は、神奈川県内の支店でした。新人時代は、金融商品の販売だけでなく、住宅ローンや企業の融資などを経験しました。

その後、金融商品の販売の仕事とアパートローンなどの個人向けの大口融資を扱う仕事を10年以上してきました。

メガバンクの仕事環境

現在は、働き方改革の影響で変わってきていると思いますが、私が、入行したときの仕事環境は、非常に厳しいものでした。

数字が全ての環境の中、数字がいかないと支店長などの上司から叱責され、多くの同期が銀行を辞めて行きました。

私も配属支店では、数字を稼ぐことが出来ず、大変苦しい思いをしました。しかし配属支店に5年いた後、異動がありました。異動先は、東京都心の支店でした。

そこで私は、支店で一番稼ぐことが求められるポジションに抜擢されました。最初は非常に大きなプレッシャーがありました。

しかし、配属された支店の顧客は、属性が非常に良く、お金もたくさん持っている人たちでした。

私は、その支店で大きく収益を稼ぐことが出来ました。その結果、銀行の最優秀賞にも選ばれることが出来ました。

しかし、この頃から銀行の営業スタイルに大きな疑問を持つようになりました。

銀行の営業スタイルに疑問を持った理由

銀行の営業スタイルに疑問を思った理由は2つあります。

顧客のためにならない

1つ目は、銀行で販売している金融商品は顧客のためにはならないのではないかと思ったことです。

自分が稼ぐ収益に余裕が出るまではそんなこと考えたこともありませんでした。

しかし、自分に余裕が出ると、銀行の商品に疑問が出てきました。

手数料の高い投資信託、商品性が保険会社よりも落ちる保険など銀行が扱っている商品のアラが見えてくるようになったのです。

こんな商品を顧客に販売して、手数料を稼いでいる自分がいやになってきました。

銀行の手段を選ばない稼ぎ方に嫌気がさした

2つ目は、投資信託の回転売買をはじめとする何をしても収益を稼ぐ銀行の風土に嫌気が指したことです。

銀行は、顧客の利益よりも銀行の利益を大切にします。

自分の家族には絶対にやらない投資信託の回転売買などを高齢者に平気で勧めます。

回転売買とは、今持っている投資信託を売却して新しい投資信託を購入してもらうことです。

新規のお金で投資信託を購入してもらうのは大変ですが回転売買なら簡単に収益を稼ぐことが出来ます。

回転売買のおかげで収益を達成することは出来ましたが、手数料を負担してくれる顧客に罪悪感が生まれてきました。

確かに営利企業である以上、収益を追うことは大切です。しかし、何よりも数字を最優先する銀行の営業スタイルに疑問が出てきました。

銀行を辞めるまで

私は、現在、保険会社に勤める傍ら金融ライターとして、金融記事の執筆をしています。

保険会社に転職した理由は、自分が好きで得意な相続ビジネスをすることができると思ったからです。相続ビジネスとは、相続税の対策や遺言を書いたりすることです。

もちろん銀行でも相続ビジネスは出来ます。しかし、相続ビジネスをする上で必須になる保険商品の商品性が圧倒的に銀行は悪いのです。

保険会社であれば、良い保険商品が多いので自分がやりたい相続ビジネスができると思い転職しました。

また、銀行に金融商品で騙される人が少なくなればという思いから金融ライターとして金融商品の記事の執筆もしています。

銀行は身近な存在なので多く方が信用しています。私も銀行員時代、そのことを大きく感じました。銀行員のことなら信じる人はいまだに多いのです。

また銀行で金融商品を取り扱っている人は、商品知識もマーケットも詳しいと思われがちです。1

しかし実態は、銀行員は商品知識に詳しくないですしマーケットの動向についてもあまり興味がない人が多いのが現状です。

商品知識もマーケット知識もない銀行員から手数料目当てで金融商品を売りつけられる顧客はかわいそうに思いませんか?

少しでも銀行に騙される人が少なくなるよう微力ではありますが今後も記事の執筆をしていきたいと思います。

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